ソフトウェアの怖さ

黎明日記:
http://d.hatena.ne.jp/scinfaxi/20070601/1180694436

 まあ、単純にそういう経験がなかったら怖いもんだろうけど。
何が怖いって、「きちんと動くのか」ってとこ。
 ソフトウェアは適当にいえば、ちょいと環境が変わったとかだけでも
動作や見かけが変わったりすることがある。

 ブラウザベースなんか、ユーザがわけもわからずプラグイン
インストールした結果、
「ソフトの画面がいつもと違う」
なんてことを言い出してくる人もいる。

 まあ、それは置いておくとしても、ソフトウェアはテストしないことには
始まらない。ソフトウェアをつくるのに何が面倒かというと、このテストだ。テスト、テスト、テストの連続である。

 自分が使うツールを作るのとはわけが違うわけで、それで幾ばくかの
金をもらうとなれば、テストをしていないってのは殆ど罪悪に近い。
 プログラマって、金にならねーなと思うのは、いつもテストを行っている
ときじゃないだろうか。

 これが怖くなくなる、のはプログラマとして腕が上がればそうなるのか
というと、実際どうなんだろうという疑問はある。
怖くないってのは、実は、

  • 自分のユーザ対応スキルが上がった(言いくるめられる、抱きこめるようになった)
  • テストをすれば間違いはおきないと思い込んでいる
  • 一度怖くなった後、怖くなるような案件を経験してない。
  • 慣れた。よくよくつぶさに見ていくと怖くなるのだけど、目をそらしている

なんてとこじゃねぇ?プログラマとしての経験値は、システム稼動には毛筋も
役に立たないよ、多分。だって、プログラマの仕事はバグを直すこと。ユーザを安心させることじゃねえ。

 ただ、これが自分にとってやっつけ仕事じゃないってなら、相手のうれしさを共有するためにバックアップ(サポート)していくのもアリだろう。プログラムをつくるうれしさとは違うところで、二度おいしい目にあえる、かもしれない。
#ただ、おいしい目にあえるかどうかは、自分の立場と環境によるぜよ。
#プログラマってNoといえない人が多いし。