これも連鎖?

悪態のプログラマ経由:
http://ameblo.jp/argv/entry-10034204831.html

そういえば、昔、進捗を「実際より進んでいるように見られてしまった」ことがある。顧客に開発中のシステムの画面を見せた時のことだ。内部の処理は全く出来ていなかったにも関わらず、顧客に「ほとんど出来てるじゃないですか」と言われたのだ。

 画面を先に出してしまうとこうなるんですよねぇ。
 とはいえ、実際の画面を見せるのは非常に有効で、相手の確認がとりやすい。
 しかし、見せてしまうと勘違いが起きる。
 

そうでなくとも、イベント駆動型プログラミングの場合は、画面の外見から先に作るだろう。もし、こうした画面の見た目だけでシステム開発の進捗を判断するならば、プロジェクトの初期に進捗率が一気に進み、中盤以降は伸び悩んでいる(手を抜いている)ように見えるだろう。

 これについては、やはりシステムの肝がどこなのか、
それにはどのくらいの労力が必要なのかを「営業が」わかってないと
だめなんじゃないかと思う。
 通常、営業がどこまでの範囲をカバーするかはそこそこで異なるだろうが、
ここで営業が客の味方をしてしまうと、とたんに作成側の能力が低いみたいな
目でみられてしまう。

 以前、マイクロソフトの記事だったかで同じような事例のハナシを読んだ
ことがある。
 マネージャがやいのやいのとせっついて、客見せ用のプロトタイプを
極端に短いスケジュールで作成させられ、客にみせると「もうできてるじゃないか!」
 更にマネージャは、「もうあそこまで出来ている、どうして進捗がのびないんだ!」という。
 
 客のための進捗というものをプログラマが別途用意しなくちゃならない、
なんてのは愚の骨頂。
 そういうときこそ、営業が寝技だのうまく引きずりこんで作成側の負担を減らすのだ。